ifc.21~ (2011/3/2~)
 
 
2011年6月22日(水) ifc.24 ~音心伝心~

久しぶりの閑話更新です。皆さま、お元気でしょうか。
さて、昨日はサントリーホールへ、ダニエル・ハーディング指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団による、マーラー『交響曲第5番嬰ハ短調』を聴きに行きました。

この演奏会は東日本大震災の影響で中止となった定期演奏会の代替公演として行われたもので、本来のプログラムを一部変更して、マーラーの前にエルガーのエニグマ変奏曲より第9変奏が演奏されました。

この演奏は、震災で亡くなられた方への追悼として行われ、演奏後の拍手は事前に辞退、代わりに演奏終了から暫くの間、会場にいる全員が演奏を終えたときのそのままの姿勢で沈黙を保ち、被災地への祈りを捧げました。

この演奏に続くマーラーの5番も、激しくドラマティックなマーラーというよりは、全体として優しくソフトな緊張感に包まれた美しいマーラーで、被災地への祈りは全てのプログラムを通して捧げられていたように思います。

プログラム終了後に客席からロビーへ出ると、そこには自ら募金箱を抱えた指揮者ハーディングの姿が。ハーディングは震災当日も会場にいるお客さまのために、演奏会を中止せずに敢行したそうです。この若くてハンサムでスマートな才能溢れる指揮者の、熱い思いを至る所に感じた今回の演奏会でした。
 
2011年4月25日(月) ifc.23 ~桜花名所~

さて、月日の過ぎ去るさまは水の流れのようで、桜もあっという間に散ってしまいました。それでも今年は比較的長く楽しめた方でしょうか。私は今年初めて六義園の桜を見に行きましたが、しだれの一本桜で見応えがありましたね。そこで今回は、私が今まで見た桜の組み合わせ別第1位を挙げてみます。

まずは京都の桜。私、京都は毎年お盆にお参りに行くのですが、桜の時期に行ったのは一度だけ。京都に桜の名所は数知れず。でもその中でも最も感動したのは醍醐の桜。さすが、太閤秀吉が史上最大規模の大宴会を催しただけのことはあります。まさに豪華絢爛、私の「お寺&桜」の第1位です。

桜は寺社仏閣によく合いますが、お城の桜と言えば何と言っても弘前城でしょうか。でも私はまだ弘前に桜の季節に行ったことがありません。最近行った中では小田原城もよかったですが、私の「お城+桜」の第1位は姫路城です。桜は白壁の城によく映えますね。

最後に、これもお城に絡みますが、「公園+夜桜」の範疇で第1位が松山城山公園。大学卒業時に行ったので、まだ若い当時の印象ですが、圧倒的と言いますか、息を飲む美しさとはこういうものかと、若者の心に強烈に響きました。今でもあの時の光景をはっきりと思い出すことができます。

さてさて、あまりに更新が遅れ、やや苦し紛れにとりとめもない話をしたようにも思われるかもしれませんが、もともととりとめもない閑話のコーナーですからご容赦ください。まだ見ぬ桜を毎年少しずつ見に行く楽しみは、まだまだ続きそうです。
 
2011年3月23日(火) ifc.22 ~眼精疲労~

お久しぶりです。被災された方々、またその関係の方々には心よりお見舞い申し上げます。震災以降、震災以外の話題に触れる気が起こらず、かといってこの閑話の場で震災の話題に触れる気も起こらず、しばらく間を空けてしまいました。今日からまたぼちぼちと、他愛もない話をしたいと思います。

最近、時間帯というかタイミングにもよりますが、突然紙の資料や携帯画面の文字が見えづらくなるときがあります。焦点が合わないというか、全体がぼやける感じです。また、以前(学生の頃)より飛蚊症(ひぶんしょう)の症状が出ていましたが、ここ最近この症状が顕著に出ます。

飛蚊症は、目の前を小さな「浮遊物」が飛んでいるように見える症状で、私の場合は黒い糸状のものや小さな粒や丸い輪などがよく見えます。そういえば、作家の故司馬遼太郎も若い頃から飛蚊症に悩まされたようで、戦時中兵役に取られた際は、この「浮遊物」に向けて銃を放ち、上官に死ぬほど殴られたと語っていたように記憶しています。

飛蚊症の原因の多くは「活性酸素」で、活性酸素を発生させる主な原因は「紫外線」とのことです。考えてみると、パソコン画面も紫外線を発するんですね。私は仕事上パソコンを使用する時間がもともと長いのに、それに加えてここ最近は、仕事以外の時間でもFacebook等で終日パソコンに長く向かいすぎていました。

外では放射能を心配しながらも、内では自ら紫外線を過度に浴びていたこの矛盾。何事も程度問題ですね。深刻な事態にならないうちに、自己を抑制して温泉でも行ってきます。
(ん?これは抑制というより解放か。。)
 
2011年3月2日(水) ifc.21 ~画竜点睛~

どの業界にも専門用語はありまして、監査の現場でも専門用語や略語が飛び交います。ただ、この業界も広いので、法人や事務所の属する系列によって使用する用語も若干異なりますが、「アンレコ」はそれなりに通用する用語かと思います。アンレコは'Unrecorded Liabilities'(未計上債務)の略語ですが、監査現場では未計上債務の検証手続という意味でも使用されます。(具体例:アンレコどう?アンレコありません。アンレコやった?アンレコまだです。etc.)

アンレコは、本来計上すべき債務(及び費用)が未計上になっていないか、またその場合の金額が、監査上許容できる重要性の範囲内であるかということを検証する必須の監査手続きです。具体的には、経理部に保管されている決算日以降に届いた請求書の束をチェックして、そのうち決算日以前に発生している費用が決算に適正に織り込まれているかを検証していきます。

なお、アンレコという用語を使わずにカットオフテストと言う事もありますが、アンレコはカットオフテストのひとつです。カットオフテストは売上計上や在庫計上等、会計上のあらゆる期間帰属の適正性を検証する手続を総称するのに対し、アンレコと言えば、数あるカットオフテストのうち、特に未計上債務の検証手続に限定して使われます。

さて、なぜ私がアンレコの話をし出したかといいますと、2月25日に終えた確定申告にアンレコが見つかりました(>_<)前年度中に事務所用のクレジットカードで決済した債務(=会計上の費用=税務上の損金)の一部計上漏れに気が付きました(+o+)今までClientの監査はきっちりとやらせていただきながら、面目ございません。もちろんすぐに修正して昨日3月1日に申告書を再提出したので問題ないですが。。「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」ということで(^o^)/
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