ifc.11~15 (2011/1/6~2011/2/9)
 
 
2011年2月9日(水) ifc.15 ~近況報告~

暖かくなったと思ったらまた急に冷え込んで、週末3連休は大荒れの模様だとか。閑話更新に少し間があいてしまいましたが、この間いろいろありました。まずはFacebookを始めたことでしょうか。

Facebookは世界で利用者が5億人を超え、今や中国・インドに次ぐ人口を誇るとか。今までアメブロ、ミクシ―、ツイッターと、悉くスルーしてきた私も、この流れだけは掴まえておこうと思い始めてみました。始めてみると・・・便利だし楽しいし、すっかりこちらの閑話の更新がおろそかになってしまった次第です。面目ございません。。

Facebookの利用者は日本ではまだ200万人程度ですが、世界ではアクセス数でグーグルを超え、仲間内のネットワークツールというよりも、既にITインフラと言ったところでしょうか。利用の仕方は人それぞれですが、使い方によっては世界中の人たちと繋がって世界中の情報をリアルタイムに得ることが可能になります。ビジネスツールとしても非常に有効ですし、今後はグーグル検索同様にFacebookの利用が当たり前の時代がやってくるように思います。

そんなことをしながら1月27日に税理士登録が完了し、事務所を総合会計法務事務所とし、2月5日には参加しているオーケストラの本番を終えました。プログラムのメインはベートーヴェン交響曲第5番(「運命」)。この閑話の第1回は、私がこの曲を聴きに行ったところから始めましたが、これも何かの廻り合わせですね。

これから、事務所の公式なHPと、私個人の情報発信と情報収集の場であるFacebookと、その連携など検討しながらまた少しずつ進んでまいります。よろしくお願い致します。
 
2011年1月24日(月) ifc.14 ~東京港会~

先週末、日本公認会計士協会東京会の地区会である港会の講演会&新年会へ参加しました。会場の霞が関ビルは、監査法人勤務時に新人の頃から6年間通い詰めた思い入れのあるビルで、周辺環境は当時と大きく変わりましたが、今でも行く度に感慨深いものがあります。

講演の主たるテーマは“悪との闘いの日々”「検事時代の体験を通じて学んだ人間学」ということで、元最高検検事の麻生興太郎先生から、検事時代の数々の事件の概要と、そこで培われた人間考察あるいは組織考察に関するたいへん貴重で面白いお話をお伺いしました。

公認会計士向けの講演ということで、脱税事件等のお話に比較的多くの時間が充てられましたが、検事退官後の公証人としての活動のご紹介もあり、私としては行政書士の立場でも実に有意義で興味深いお話でした。

講演の後、昨年11月にマレーシアで開催された第18回世界会計士会議に自費で参加されたという公認会計士協会準会員の方からの報告がありましたが、やはりこの業界には志高く堂々とした若者がいるなと、改めて感心感嘆した次第です。

その後の新年会は立食形式でのパーティーとなりましたが、同じ港区で独立開業されている諸先輩方とも交流でき、昨年11月から港会所属となった私にとっては、たいへん楽しく有意義な時間となりました。

ちなみに、こういう場ではもちろんお酒はほどほどに。嗜む程度にしております。。
 
2011年1月21日(金) ifc.13 ~旧友再会~

年頭所感のようなものを書いたらすっかり落ち着いてしまい、気付けば新年も既に20日が経過しましたが、新年会のシーズンはまだ終わりません。

だいたい新年会というのは、①前年から企画された正当な新年会の他に、②忘年会の企画が翌年にずれ込んだ新年会が加わり、そこに③年賀状のやり取りや正月のご挨拶で急に盛り上がって開催される新年会が追加されます。先日、③のケースで数年ぶりに中学時代の仲間と再会し、地元で飲む機会に恵まれました。

昔の仲間に会う感覚は不思議なものです。人それぞれに手にしたものと失くしたものがあって、「彼は昔の彼ならず」ということもあるのでしょうが、わざわざ連絡を取りあって再会を喜ぶ仲間同士であれば、大概は一瞬のうちに時の壁を越えて、そこにいる全員が若き日の姿に戻ってしまいます。それは自分がいつの間にか忘れてしまった何かを思い出させ、人生における本当に大切なものに触れる体験のように思います。

中国には友や酒の詩が数多くありますが、私が好きな詩はこちら。
「勸君金屈巵、満酌不須辞、花發多風雨、人生足別離」

唐の詩人于武陵の詩で、井伏鱒二の名訳が日本ではお馴染みですが、先日の新年会ではまさに「コノサカズキヲ受ケテクレ、ドウゾナミナミツガシテオクレ」とやり合って、途中から記憶がありません。しかしそれはお互いに「人生別離足る」ことを十分に認識するまでに成長した仲間同士だけに許された、束の間の至福のときであるのかもしれません。
 
2011年1月12日(水) ifc.12 ~安心立命~

年始から映画やお酒の話が続きまして、少し締まらないようですので、今更ながら年頭所感のようなものをひとつ。

『安心立命』は私の座右の銘です。読み方は「あんしんりつめい」や「あんじんりゅうめい」等いろいろですが、私は「あんじんりゅうみょう」と読んでいます。意味解釈もいろいろあろうかと思いますが、私の理解では「己の天命を知り、常に心安らかに、物事に動じないこと」と捉えています。

ここで重要なのは、まず己の天命を知ることであって、己の天命を知ることなしには真の心の安息や不動心は得難いということでしょう。しかし同時に己の天命を知れば、自ずと心安らかに、物事に動じない状態に到れるのではないかとも考えられます。

『安心立命』はもともと儒教の言葉ですが、仏教においても悟りの境地と同様の状態を表すようです。私がこの言葉を座右の銘とするのは、もちろん天命を知り悟りの境地を開いたからではなく、またその境地に到れると信じているからでもありません。その境地に少しでも近づきたいと願い続け、己の天命すなわち天から与えられた使命・役割とは何かを問い続けることによって、人生における本当に大切なものを見失わずに生きていきたいと考えるからです。

「死生命有り、富貴天に在り」「一日一生」「Memento mori」、思想や宗教観やもとの意味は違っても、私の中では全てが『安心立命』に繋がる言葉です。今年は独立初年度として、事務所と人生の方向をしっかりと見定める年にしたいという希望をもちまして、年頭所感のようなものとさせていただきます。
 
2011年1月6日(木) ifc.11 ~年末年始~

前回に引き続き映画の話題から。

1946年のアメリカ映画『素晴らしき哉、人生!』も、昨年末に初めて見ました。クリスマスの奇跡を扱っているだけに、アメリカでは毎年末TVで繰り返し放映される定番映画のようですが、作品の作りがとても丁寧で、年末になれば何度でもゆっくりと見たくなるような心温まる映画ですね。

この映画を見ていてニコラス・ケイジ主演の2000年のアメリカ映画『天使のくれた時間』を連想しました。ストーリーは大きく異なりますが、映画全体を流れるゆっくりとした時間と丁寧な作り、伝わってくるメッセージなど、時を超えて同じ味わいを感じます。

年末に感動作を見たので、年始は趣向を変えて刺激的な作品を見てみました。1990年の北野武監督作品『3-4x10月』。凄いですね。。古き良きアメリカ映画とは対照的な大胆な省略と少ないセリフで、見る者の予測を跳び越えて話が展開しますが、全編を通じて不思議とゆっくりとした時間が流れているように感じます。BGMのない珍しい映画ですが、ゆっくりとした中に緊張感が持続していて、すっかり見入ってしまいました。

実は年末に事務所の近くのTSUTAYAで書籍を購入したらDVD2枚無料券が当たりまして、せっかくなのでこれを利用してDVDを2枚借りたら、返却時にまた無料券を1枚いただいて、せっかくなのでこれも利用してまた1枚借りたら、また2枚無料券が当たりました。どうなっているんでしょうか。

おかげさまで、この年末年始は今まで見たかった映画をまとめて見るよい機会になりました。
TSUTAYAさん、ありがとうございます。
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